この科に属するチョウは、日本ではテングチョウ一種である。このチョウは6月中旬、六道山公園に通じる道路や駐車場付近の湿地や水溜りで吸水する個体をよく見かける。また、コンクリート製の構造物などにも好んで静止するため、六道山公園にある展望塔の壁面などに止まる個体もよく見かける。幼虫は、エノキの葉を食べるためこの一帯が良い発生地となっている。
今から30年程前はあまり見かけることもなく、珍しい種類の一つであったが、近年はその個体数も多く、集団で吸水したりしている場面をよく見かける。
吸水に集まるテングチョウ