ヤママユガ科

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 大型の種が多く、世界最大のヨナグニサンもこの仲間。ほとんどの種で口吻が退化していて何も食べることができない。灯火に飛んでくることも多い。
 オオミズアオは開張80~110mmで、翅が青白色で美しい。前翅の前縁は赤褐色をしていて、後翅はアゲハチョウのように尾状に伸びている。
 ヤママユは開張120~150mmで、日本ではヨナグニサンに次いで大きい。体色は個体差が大きく、黄色から赤褐色や暗褐色まである。淡緑色の繭からは絹糸がとれる。カイコのことを〝家蚕〟と呼ぶのに対して、ヤママユの幼虫は〝天蚕〟と呼ばれる。

オオミズアオ


ヤママユ