今後の課題

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 これらの緑は、家屋の建替えや相続の発生による転売、住宅の密集化、落ち葉等の苦情など、社会情勢の変化に伴い所有者だけの努力では保存することが困難な時代となってきている。特に、保存樹林地においては指定登録時に不法投棄物の処理や枯損木処理等を行い、良好な状態で保存指定したもので、その後の管理を所有者だけに委ねるには労働力不足や費用負担が大きい。そのため、今後は住民参加型の管理体制の構築など、より一層の支援が必要となってきている。