目次
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第三編 中世の守谷地方
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第一章 中世のあけぼのと守谷
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第三節 常総地方における平氏の出現
高望の子供等
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高望の子供は、それぞれ上総介(かずさのすけ)、下総介(しもふさのすけ)、常陸大掾(ひたちだいじょう)等の国司職を務め、その上、鎮守府将軍に任ぜられたものも多く、彼等はこぞって在地に強大な地盤を築いたものである。将門の父良持は、蝦夷鎮圧のための陸奥鎮守府将軍に任ぜられているが、同時に彼は下総の国司でもあった。そして、守谷の地は良持の領地であったともいわれている。
将門時代のころの下総・常陸地方(『利根図志考』を参考にする)