目次
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第三編 中世の守谷地方
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第一章 中世のあけぼのと守谷
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第四節 下総と相馬の地名のおこり
下総国の郡郷
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下総国の国府は、国府台(こうのだい)(現千葉県市川市)に置かれた。下総国の郡郷を、『和名抄』によると、葛飾(かつしか)郡八郷、千葉郡七郷、印幡(いんば)郡十一郷、匝瑳(そうさ)郡十八郷、相馬郡六郷、猨(猿)島(さしま)郡七郷、結城郡五郷、岡田(豊田郡)四郷、海上(うなかみ)郡十六郷、香取郡六郷、埴生(はにう)郡四郷と記載してあるが、このうち、葛飾郡、相馬郡の一部と、猨(猿)島郡、結城郡、岡田(豊田郡)のほぼ全域が現在の茨城県に属するものである。