目次
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第三編 中世の守谷地方
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第六章 室町時代と相馬氏
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第四節 守谷城
本城構築の初元
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本城は舌状台地の付け根に本郭を置く、極めて古い築城様式のもので、その構築の初元は鎌倉時代初期ではないかといわれている。その本郭から先端部に向かって、二の郭、三の郭があり、そして、四、五の郭は全く別区域に構築されていることは、その構築年代を異にすることを示しているものである。四、五郭の現在城内と称する地域の築造様式は、室町時代以降のものと推定され、相馬本家の繁栄した頃、漸次増改築されたものと思われる。
守谷城の清水門(西側)跡(左側は土塁)