同地の参加

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 また、これより先、旧高井村大字同地はその地理的状況が守谷町大字赤法花に隣接し、さらに守谷沼をへだてて守谷市街の中央に近く、経済、文化、交通等すべて守谷町に依存する度食が本村たる高井村よりはるかに多かった。
 したがって同地区の住民はつとに守谷町への合併を希望していたが、その機が熟さず空しく日時を過ごしていた。しかるに今回町村併合促進法の公布を見て「多年の宿願果たすの日来たれり」と守谷町合併への気運が生じ、同地の住民は挙(こ)ぞって高井村長野口蔵之助、村議会議長森田民治を動かし、守谷町に対し正式に合併の申し入れを行った。そこで守谷町でもその申し入れを受け容れ、昭和二十九年(一九五四)十二月二日、町議会の議を経て旧高井村のうち大字同地を昭和三十年(一九五五)二月十五日をもって守谷町に編入することに決定した。