正八幡宮

138 / 193ページ
 上町西寄南側に在る。世々守谷城主の尊崇せる所、寬文十年酒井河内守初入部の時には、鏑矢の奉納があつた。其後廢域と共に衰微したが、明治初頭までは四間に二間半の社殿も建ち、境内には松杉の茂みもあつた。それは明治二年に伐採されてしまつた。社殿も明治十五年の暴風に倒壞し、今は社殿に替へて山岡鐵舟書の石碑が建てられてある。