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神祠佛寺
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三、廢祠廢寺
八幡山無量院西福寺
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天台の古刹で西林寺末に屬してあつた。江戸時代五石の朱印地を持し相馬惣代八幡宮の別當を務め、かねて天神宮及山王宮を管して居つた。古くは境内に觀音堂もあつたが、それは夙に元文三年の火災に亡びた。所禱且方四十軒、菩提且方七軒を有して居つた、明治初年廢寺となり名品と知られた本尊阿彌陀佛坐像は西林寺に移されたがこれも燒失した。