目次
/
古蹟
妙見曲輪
161 / 193ページ
前項城址の條に於ても略說した所であつて、本丸平台山の東北、古城沼に突出した半島であつてその面積三反有餘、傳ふる所にては、將門が靈夢によりて妙見菩薩を勸請せる所といはれる。相馬氏居城の折には妙見堂の祠があつて後に傳へたが、それは夙に江戸初期に西林寺境域に移された。