守谷城はその周辺を高野城・高井城・筒戸城・菅生城・布施城・大木城などの支城で固めていました。それらの周辺を含めた戦いを文献や戦記物などから抽出すると「享徳の乱（一四五五）」から天正十八年（一五九〇）「小田原合戦」まで十数回の戦いがあったことが窺われます。城以外に相馬氏歴代当主たちは各地に幾度も転戦しています。まさに戦いに明け暮れた戦国時代でした。