江戸時代の絵図

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①「守谷城古絵図(1)」は、江戸初期、五代守谷藩主酒井氏移封直後の廃城後の城郭図です。(地図上の文字を下段に拡大表示)

天和3年(1683)守谷城古絵図(1)
旧広島藩主浅野家から寄贈され、現広島市立中央図書館が所蔵する浅野文庫 「諸国古城之図」のうち下総 守谷。

①家老屋敷
②惣廻藪
③昔ハ沼、近代田ニナル惣曲輪ノ分竹藪、今ハ道バカリアリ
④昔ハ馬場ノ由
⑤此口ヨリ馬ヤノ方下シ
⑥此本丸ヨリハ下シ
⑦惣法高四間計、惣曲輪、同地形

②「守谷城古絵図(2)」は、守谷市の斎藤一彦氏所蔵の「古城跡絵図」です。九左衛門屋敷内に「御茶屋」が描かれています。
 大変貴重で、客人をもてなす「会所」と「茶室」と「庭園」はセットになっており、守谷城も公方足利義氏の御座所としては当然在ったと思われ今後の発掘調査に期待します。大手門の土塁は堀を挟んで二重に構築されているのが図面から良くわかります。

文化元年(1804)守谷古城図(2)(斎藤家所蔵)