守谷藩の成立は、初代土岐定政から五代酒井忠挙(ただたか)までの、延べ六十五年間継続しました。その間、幕府直轄(天領)の代官支配や旗本領、はたまた広義でいう松本藩領、及び佐倉藩領を経て、守谷藩は存続しましたが、天和(てんな)元年(一六八一)、五代酒井忠挙の厩橋(まやばし)(前橋)転封により、守谷藩は歴史を閉じ、以降関宿藩に組み込まれて明治維新を迎えることになります。
①初代守谷藩主 土岐定政(在任期間 天正十八年(一五九〇)~慶長二年(一五九七) 七年間)
②二代守谷藩主 土岐定義(在任期間 慶長二年(一五九七)~元和三年(一六一七) 二十年間)
・天領 代官支配(在任期間 元和三年(一六一七)~元和五年(一六一九) 二年間)
③三代守谷藩主 土岐頼行(在任期間 元和五年(一六一九)~寛永五年(一六二八) 九年間)
・旗本 伊丹康勝(在任期間 寛永五年(一六二八)~寛永十年(一六三三) 五年間)
・天領 代官支配(在任期間 寛永十年(一六三三)~寛永十五年(一六三八) 五年間)
・松本藩主 堀田正盛(在任期間 寛永十五年(一六三八)~寛永十九年(一六四二) 四年間)
・佐倉藩主 堀田正盛(在任期間 寛永十九年(一六四二)~慶安四年(一六五一) 九年間)
④四代守谷藩主 堀田正俊(在任期間 慶安四年(一六五一)~寛文七年(一六六七) 一六年間)
・天領 代官支配(在位期間 寛文七年(一六六七)~寛文八年(一六六八) 一年間)
⑤五代守谷藩主 酒井忠挙(在任期間 寛文八年(一六六八)~天和元年(一六八一) 一三年間)
・天領 代官支配(在任期間 天和元年(一六八一)~天和二年(一六八二) 二年間)