③ 一色直為(いっしきなおため)開発手形(清瀧寺蔵)

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料紙の大きさ 15.5×44cm

雲光山清瀧寺(うんこうざんせいりゅうじ)(守谷市板戸井)は旗本一色氏の知行地である。
   覚
 下総国相馬庄
 板戸井村清龍寺
 畑三反五畝拾九部
 之所、右之反せ部
 新畑ヲ開、替地出スニ
 依テ、寺屋敷ニ末代迠
 付置候、同村名主寺田
 無年右衛門断申ニ付
 如斯ニ候、仍如件
        一色忠次郎
 寛永拾四年
  子ノ極月九日   直為(印)
 板戸井村
  清瀧寺
 
   覚え
 下総国相馬庄 、
 板戸井村清龍寺(守谷市板戸井)
 畑三反五畝拾九部(約千坪)、
 の所、右の反せ部
 新しく開墾した畑と交換することにした
 よって、寺屋敷として、末代まで
 付け置くことにする。同村名主寺田
 無年(宗カ)右衛門の断り申すに付き、
 斯(か)くの如くに候、仍(よ)って件(くだん)の如し
        一色忠次郎
 寛永十四年
  子ノ十二月九日  直為(印)
 板戸井村
  清瀧寺