史料の解題

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「鏑矢伊勢方記」伊勢神宮の経営や信仰を示す史料を収めた文書集。神宮文庫所蔵の一本を底本とした。
「東葛飾郡誌」大正十二年に、千葉県東葛飾郡教育会によってつくられた地誌。
「改訂房総叢宮書」千葉県で刊行された史料を集めた。『房総治乱記』・『千葉伝考記』などを収録。
「下総国旧事考」佐原市の名主清宮秀堅せいみやひでかたが著者、弘化二年成立、下総の地誌。
「保元物語」「保元の乱」の経緯を描いた軍記物。成立は鎌倉時代初期と考えられる。
「平治物語」「平治の乱」の経緯を描いた軍記物。成立は「保元物語」と」同様、鎌倉時代初期と考えられる。
「吾妻鏡」鎌倉時代の草創期から中期までの事業を、幕府が編さんした歴史書。
「薩藩旧記雑禄」薩摩藩の伊い地知季安(いちじすえよし)・季通(すえみち)父子によって、文化年間から明治三十年までに編さんされた薩摩藩の史料集。
「承久記」「承久の乱」の経緯を描いた軍記物。十三世紀中頃の成立と推定される。
「中世肥前千葉氏の足跡」肥前千葉氏の南北朝から戦国時代にかけての歴史・文化をテーマに、小城市でシンポジウムを開催、その論文集。
「太平記」南北朝期の内乱過程を描いた軍記物。十四世紀後半、文慧を中心として多くの作者によって漸次増補されて成立したもの。
「建武年間記」建武政府の記録集。『群書類従』巻第四五四所収。
「関城釋史(かんじょうえきし)」一冊、別称「関城逸史」、宮本茶村(ちゃそん)著、成立嘉永四年、常陸国を中心とした南北朝動乱史。
「鎌倉大草紙」十四世紀後半から十五世紀後半に至る関東の動静を記した、著者不明の歴史書、『群書類従』巻三八二から収録。
「長倉追罰記」永享七年、足利持氏が長倉城の長倉義成を攻めた時の史料。「続群書類従』巻六十四から収録。
「永享後記」作者・成立年代不詳。『永享記』の後を書き継いだ戦記物。『続群書類従』第二十輯上より収録。