トウジメ

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 海老原町は駅前開発により場所は替わったが、60年以上前から大幟の代わりに高さ7m、幅5mのトウジメを2か所にしている。道路の両端の電柱等に笹の付いた竹を建て、その間に紙垂を垂らした注連縄を張ったものである。一般的に集落の入口と出口にするものとされるが、開発の影響で現在地(「Ⅲ 地図」参照)となった。

 昭和30年代迄、栄町でも海老原町のようにトウジメを3か所にしていた。その後は仲町の田中屋の幟を戴いたので幟を建てるようになった。海老原町と栄町は大幟を建てるお金がなかったため、トウジメで代用したという。