○文月祭和会

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 神輿の好きな人が集まる同好会で、平成11年に32歳の染谷典行氏が神輿を発案、名前を考え、会長となった。会長の他に会長代行1名、副会長2名、神輿頭1名、会計3名、班長7名で組織されている。当初のメンバーは3、4名であったが、現在の約50名は高校生から60歳代と幅広く、女性は既婚の1名だけである。旧守谷地区の人もいるが、他地区や他市の人もいる。次会長は現会長の推薦で真面目な人を選び、平成20年から飯塚氏、現在は石塚氏である。背中に「文月」と白く抜いた紺の祭半纏を着る。

 神輿は主に水海道(常総市)の万灯神輿を参考に坂町の高橋林一郎氏がヒバで作り、胴部の浮世絵は染谷氏が紙に描き、両面からアクリル板で挟んでいる。神輿の費用約30万円は染谷氏が出した。屋根にある商店名や個人名が書かれた提灯約60基は希望を募り、宣伝料1万円を奉納して貰っている。できるだけ商店の提灯は良く見える正面に下げている。神輿は40名から50名で担ぎ、掛け声は「どっこい、どっこい」で、木場・横須賀・水海道と同じである。胴体や提灯の電球を2、3年前にLEDにしたので、バッテリーが4、5個から2個となって軽くなった。雨が降ると提灯がすぐ破れる、格納庫がないので組立と解体を繰り返す必要がある、神輿の縦棒4本と横棒2本を結ぶ箱結びが難しい等の問題もある。神輿の上には会員やその子供が乗る。

 10年位前から元旦のカウントダウンに合わせ、八坂神社前の道路で神輿を1時間位揉んでいる。フードストッカーから浅野魚屋までと短いが、警察に許可を貰い、元朝参りの人々に喜ばれている。守谷に更に活気が溢れること強く願い、皆で威勢よく神輿を担いでいる。