(表紙)(竪帳)
「 宝永三年
御指出言上帳
戌三月 」
(前略)
御除四畝拾六歩ハ社地同断(免定ニ乗ル)
同中田三畝廿六歩ハ免田同断
天王社地 竪四拾四間 神主
横拾六間 丹波守
(中略)
一当村惣人数合千四百三拾四人
わけ
俗千三百五拾六人 内 男七百廿四人
女六百五拾四人
出家弐拾七人 内 天台行人壱人
道人 四人
神主 弐人
山伏 九人
比丘尼 弐人
守 四人
夷 四人
鐘叩キ 八人
一虚無僧・陰陽師・座頭・ごぜ・乞食、当村ニ無御座候
一百姓家数弐百七拾七軒 内 百七拾三軒 本百姓
五拾四軒 水呑百姓
四拾九軒 借家
本町 五町三拾四間
新町 弐町五拾八間
昼坂町 四町
横町 壱町拾弐間
愛宕町 三町廿間
〆長拾七町四間
一当村に浪人・郷士・医師無御座候
一当村之内、鍛冶壱人・木挽弐人御座候、御細工ニ□罷出、御作料被下之
(中略)
一当町酒屋 弐軒 徳左衛門
藤助
右御運上金年々寒造り高之勘定を以上納仕来申候
(中略)
一馬数百四拾疋 内壱疋男馬、牛壱疋も無御座候
一犬壱疋 但シ白毛 持主 六蔵
(中略)
一高瀬船 壱艚 但シ米四百俵積所持仕候、御役ハ相勤不申候
持主 清兵衛
一渡船・草刈船当村ニ無御座候
一当町ゟ馬次(継)駄賃御定
筑波海道 小張町へ弐里 本馬六拾四文
軽尻四拾五文
下妻海道 水海道町へ三里 本馬百三文
軽尻六拾六文
江戸海道 戸頭村へ一里 本馬三拾三文
軽尻廿二文
(中略)
一当所之内天王宮并八幡宮修理破損之儀、本社・拝殿并鳥居迄御代々御材木被下候
(中略)
一当町市、月ニ六度宛立申候
宝永三年戌三月 守谷町名主 源蔵
組頭 藤助
同 吉右衛門
同 半蔵
同 久右衛門
同 三右衛門
同 平兵衛
同 惣左衛門
同 半右衛門
五人組頭(四二名略)