一札之事
一牛頭天王御祭礼之儀、例年十四日神輿出し候処、此度惣町内一同相談之上、十一日ニ御仮屋江出し、十五日町内不残相廻し、直ニ御入ニ相成候様仕度段御願申上候処、先達而ゟ新規之儀不相成旨御申渡有之候儀ニ候得共、近年凶作打続候ニ付氏子安全之ため、御神輿五町内不残相廻し度段ハ全信心之儀ニ付、願之通御聞済ニ相成候、然ル上ハ神輿かき之者ハ、奉社当前之内ニ而、下弐町内ゟ六人、上三町内より六人都合拾弐人ニ相定、若者世話人吟味仕、其余之人決而神輿江相指申間敷候、已来何事ニよらす新規之義決而相願申間敷候、依之連印一札差出申候処、如件
若者頭 熊次郎 (
文政六未年六月五日 同 幸十郎 (
同 弥平 (
同 幸八 (
同 松五郎 (
同 重蔵 (
同 末之助 (
同 左吉 (
同 清兵衛 (
同 勇吉 (
同 平十 (
百姓代 太郎兵衛印
同 孫右衛門印
同 喜右衛門印
同 茂右衛門印
同 三右衛門印
忠吉 印
忠左衛門印
宮本河内 印
町御役人中