もりやの自然誌の発刊について

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守谷町教育委員会 教育長 大久保団治

 私たちの住む現在の守谷町は、昭和30年の町村合併によって人口1万2千人の静かな町として誕生いたしました。当時の自然は、四季を通して私たちの生活と密接に関わってきました。春になればヨモギを摘んで草餅を食べ、夏には近くを流れる利根川や鬼怒川で泳いだり魚を捕ったりしたものです。

 しかし、昭和40年代後半より始まった大規模宅地開発や常磐新線計画等によって開発が急速に進み、豊かな自然が失われつつあります。その一方で自然の必要性が求められ、緑と自然の保全は大きな課題となっています。

 このような状況をふまえて、町では平成4年度から自然調査会を組織し、植物・昆虫・鳥類の3分野から5カ年計画で町内全域の生物調査を行ってまいりました。この調査によって守谷町は茨城県南でも稀にみる優れた自然環境を残していることが明らかになり、現存する自然状況とその保護の重要性を改めて認識しております。

 これまでの調査結果は「守谷町自然調査報告書(1)~(6)」を通じて報告されておりますが、更に守谷の自然や景観を楽しむためのサポートとなるべく、この度「もりやの自然誌」を発刊いたしました。

 「もりやの自然誌」は5年間の調査を基に、守谷町の身近な自然を紹介するガイドブックとして利用していただくことを目的として編集されています。本書が一人でも多くの方に読まれ、自然とのふれあいを再認識していただければ幸いです。

 最後に本書を刊行するに当たって、長きにわたり自然調査会でご協力いただきました調査員並びに協力員の皆様、及び関係各位の皆様に深く感謝申し上げます。