地質図は、土地表面の風化・土壌層をはぎ取り、地層・岩石の分布状況などを平面図に表現したものです。近辺では筑波台地付近の環境地質図が地質調査所により発行されています。しかし残念なことに守谷町付近は完成していません。では守谷町の適当な場所を選び、地質断面図を作成して見ましょう。
図1の右端から東にわずか20mの道路両側には切土斜面があり、地層が一時的に露出していました。この露頭での観察結果を簡略化したものが図4の地質柱状図です。ここでの地層は大きく三つに区分されています。
下部は黄灰色から赤褐色の細礫混じりの斜交層理の発達する木下(きおろし:地名)層です。年代は13万~12万年前のものです。
中部は黄灰色ないし乳白色の水平な泥質砂層です。これは植物根の化石を含む常総層で12万~6万年前のものです。
上部は褐色の火山灰層で、6万~2万年前に台地上を被覆した関東ローム層です。
では地層を図3の地形断面図に投影し地質断面図を作ってみます。しかしそれには地層の高さを測ることが必要です。そこで図1の道路中央にある標高点(7.9m)と地層との比高をハンドレベルを用いて簡易測量し、図3に地層の観察結果を記入しました。これには低地を構成する沖積層も併記されています。