「観察用具など」

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①双眼鏡

 使いやすい倍率:野外で手に持って使用するには7~10倍程度が適しています。それより倍率が大きいと視野がふるえ、おまけに狭くて暗くなり、とても実用になりません。

 明るさ:倍率が低くレンズの口径が大きいほど、明るくて見やすい双眼鏡です。薄暗い時や森の中で使うとき、視力の衰えている人などには、明るい双眼鏡が適しています。

 視野:覗いて見える範囲です。これが広いほど見るものを捉えるのが楽になります。倍率が高くなると視野は狭くなります。7倍の双眼鏡の視野は平均7°位ですが、狭いのは6°広角型は8.3°もあります。移動目標を追う野鳥観察では通常広角型の双眼鏡が好まれます。なお倍率を変えられるズーム双眼鏡は、固定倍率より視野が狭いのが通常です。

 ポロとダッハ:双眼鏡の形式には、昔からあるポロプリズム型と、比較的新しくスリムなダッハプリズム型とがあります。どちらかと云えば、設計や製造に手間が掛かるダッハプリズム型よりも、比較的安価で良い性能を持つポロプリズム型をお勧めします。

 大小どちらがよいか?:レンズが大きいほど明るく見やすいが大きく重くて高価。小さいものは携帯に便利で安価ですが見にくくなります。2種類を使い分ければよいのですが、どちらがよいかは自分の使い方で考えましょう。視力の衰えた人は大きい双眼鏡がよいと思います。家庭用品量販店などで安価なものが売られていますが、衝撃で像が二重になったりする不良品もあります。眼の健康にも信頼あるメーカーの製品を御使用下さい。

 文献:「双眼鏡クラブ」白尾元理(誠文堂新光社)は、双眼鏡と望遠鏡をレンズ口径別に分類し紹介しています。図書館にありますから一度読んでみるとよいでしょう。

 メンテナンス:ショックや湿気は禁物。濡れるとレンズ接合樹脂に黴が生えレンズにも傷が付きます。乾燥剤を入れた箱にカメラと共に保管するとよいでしょう。メーカーはオーバーホールを受け付けます。サービスステーションか専門店へ、または直接郵送です。

②望遠鏡

 望遠鏡と接眼レンズ:三脚を使用する望遠鏡は、接眼レンズの交換で20倍の標準から60倍位まで変えられます。高倍率なので視野が狭く目標を捉えるのには熟練が必要です。しかし野鳥以外にも高木、崖や水面、月面観察などまで広く利用できます。ズーム型接眼レンズは広角でないため、倍率の異なる広角型接眼レンズを何種か使用する人もあります。

 三脚:望遠鏡に使う三脚はカメラの超望遠レンズ用より軽いもので大丈夫ですが、望遠鏡の大きさ重さに合わせ転倒しないものを選びます。雲台は一本のパン棒で上下左右方向がロックできるものが、片手でピント、片手はパン棒を操作でき便利です(図)。


③図鑑・入門書

野外観察ハンドブック「山野の鳥」「水辺の鳥」

 日本野鳥の会刊 新書版 各64頁  ¥550

「フィールドガイド日本の野鳥」高野伸二著

 日本野鳥の会刊 B6版 344頁  ¥3,364

 何れもカラーイラストを使用し定評のある図鑑です。軽くて携帯に適しています。

「今日から始めるバードウォッチング」

 日本野鳥の会刊 A5版 150頁  ¥1,427