あかぼっけ かさまかいどう いちりづか

赤法花 笠間街道 一里塚

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 赤法花地区に、一里塚が一基残っています。一里塚は、昔旅人の目印のために作られました。道路の脇に一里(約四キロメートル)ごとに土で塚を作り、その上に榎や松を植えたようです。この塚は、江戸時代には笠間街道と呼ばれた道筋にあるもので、貞享四年(一六八七)から宝暦二年(一七五二)までの間に六回、笠間藩主が参勤交代で通っています。現在残っているのは極めて少ないので、市ではこの一里塚を文化財に指定して保護しています。