読み札の音声を聞く
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天正十八年(一五九〇)豊臣秀吉は小田原城を大軍で取り囲んだうえ、関東に散らばる北条方の諸城を部下に攻めさせました。この時、一軍の大将であった浅野弾正少弼長政と木村常陸介重茲の連名による禁制文書が、長龍寺に残されています。その内容は、軍兵が乱暴したり放火することなどを禁止し、この禁制令に背く者は、厳重に処罰するというものです。
※音声は、平成13年発行の読み札を基に作成しているため、掲載されている読み札と異なります(長龍寺 宝は長政 禁政令(きんせいれい))。歴史用語で"きんぜい"と読むため、平成28年改訂版で読み札を改正しました。