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明治神宮が創建されたのは、大正五年(一九一六)十月のことです。昭和二年(一九二七)、明治天皇の誕生日(十一月三日)が「明治節」に定められてから、祭礼もこの日に行われるようになりました。祭礼がもっとも賑わったのは、大正中期から昭和初期の時代です。戸板の上に商品をのせた天張の露店がびっしり並び、剣道の試合や居合抜き、草相撲、ひょっとこ踊り、夜は綱火も行われました。冬支度に取りかかる前の束の間、人々は夜明けまで祭りを楽しみました。
にぎわいし むかしをしのぶ めいじじんぐう
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