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『守谷のふるさとかるた』解説
のぎさきの かしにひびきし とてばしゃのおと
野木崎の 河岸に響きし トテ馬車の音
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河岸とは船着場のことで、明治・大正時代の頃、高瀬船や蒸気船「通運丸」が頻繁に寄航し、野木崎の河岸は荷物や人で大変賑わっていました。トテ馬車とは定員十名ほどの乗合馬車で、真鍮製の笛を鳴らして走り、現在の路線バスのように停留所を回って人が乗り降りしていました。笛の音が「トーテー」と聞こえたことからトテ馬車と呼ばれて親しまれ、当時の重要な交通手段でした。