へいしんのう かんはっしゅうを おさめたり

平親王 関八州を 治めたり

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 平将門は平安時代中期の武将で、桓武天皇のひ孫高望王の孫になります。父は平良将で、母は下総の豪族犬養春枝の娘と伝えられています。天慶二年(九三九)十一月、常陸の国府制圧を機に関八州(下野・上野・相模・常陸・安房・上総・下総・武蔵)の制圧を企て、下野・上野を攻略後、八幡大菩薩の神託を得たとして新皇と称しましたが、翌年二月、平貞盛・藤原秀郷等に討ち取られました。将門の伝説は、全国に伝わっています。