小林コレクション
御殿場市出身の郷土史研究家・小林謙光氏旧蔵資料のデータベース(館蔵)
「小林謙光富士山資料コレクション」(以下、小林コレクションと略す)は、御殿場市出身の郷土史研究家・小林謙光氏が収集したもので、小林氏の著作『富士山東口須走登山道資料解題』(私家版、2007年)などで紹介された、登山道や富士講に関する資料を数多く含んでいます。
小林コレクションの特徴としては、江戸時代後期から現代に至る幅広い時代の資料が収集されていることが挙げられます。資料の種類として、絵図・古文書・古典籍・地図・絵はがき・古写真に加え、現代の富士山の観光としての側面を伝えるポスターやチラシ、ガイドブック、登頂記念品、さらには学術書を含めた書籍、雑誌など多岐にわたります。(書籍や雑誌については、センター内の富士山ライブラリーで御覧頂けます。)
中でも、明治期から昭和期にかけて発行された絵はがき約7,000枚は、富士山頂や登山道、周辺地域を写した写真資料として高い価値を持ち、当時の富士登山の様子を今に伝える研究資料としての活用も期待されます。
小林コレクションの資料については、順次、デジタル公開をしていきます。