大坂御留守居水上権太夫殿より
古市へ来書之写
一九日朝より長州より火を掛御本
丸出火外郭迄残り内郭は
不残焼失
一十日朝御城辺関門〆切巳ノ刻ニ
城火薬蔵江長州より火ヲ掛
雷発近辺死人も多分有之
候由右震動ニ而近辺之家
居上町辺之建具不残はづれ
元之通はまり不申候由
一八日大坂市中并近在之者
御城内之米穀兵器其外
不残施行いたし候由町奉行
所書物類も不残施行致候由
御室宮御下坂
一十一日未ノ刻頃西本願寺ニ御宿陣
左之通市中へ触状廻し追々
持出しニ道具類帰し渡世ニ掛
り居候よし
一九日夕御城辺ニ罷在候異人
三十人斗何れ之御人数よりケ不