桑原火山岩

49 ~ 49

市の南西端に位置する高雄山・篠(しの)山などの山腹から、聖(ひじり)高原にかけて分布する輝石(きせき)安山岩質の溶岩で、模式地は更埴市の桑原(くわばら)小坂~大田原にあり、市内の分布面積は狭い。斎藤(1982)命名。

 柱状節理(ちゅうじょうせつり)が発達し、大部分は強い熱水変質で白~灰色化している。層厚は200mあり、裾花凝灰(すそばなぎょうかい)岩層を不整合におおい、聖山火山岩に不整合におおわれる。