髻(もとどり)山安山岩

52 ~ 52

市の北東端に、更新世の水内層を不整合で被覆して、標高744.5mの円錐(えんすい)形をした小型単成火山(写真2-45)をつくっている。


写真2-45 髻(もとどり)山

 岩石は灰色、緻密(ちみつ)で、斑晶(はんしょう)に乏しい紫蘇輝石(しそきせき)普通輝石角閃石(かくせんせき)含有安山岩からなる。化学組成(表2-6の4・5)はSiO258~61%で、中間カリ質のカルクアルカリ岩に属する(酒井,1995)。


表2-6 貉郷路山・陣場平山・髻山火山岩の化学組成