火山灰層

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黄褐色の風化火山灰層は、ローム層とも呼ばれてきた。これらの風化火山灰層は、主として第四紀の中期~後期にかけての火山灰層や火山灰層起源の土壌であり、地形的に平坦(へいたん)で侵食されにくい場所に残され、傾斜した斜面には残されていない。したがって、風化火山灰層が厚く分布する地域は、長期にわたって安定した地域である。長野市地域で比較的広い範囲に風化火山灰層が分布するのは、飯綱高原と篠ノ井西部の信更(しんこう)地域である。