(2) 東条火山岩

62 ~ 62

 加藤・赤羽(1986)命名。清滝の沢上流の標高750~850m付近を模式地として、清滝と尼(あま)厳山の南-西-北西麓に分布する。

 下位の清滝火山岩とは大きな不整合をもって接し、上位は尼厳山火山岩最下部の凝灰角礫(ぎょうかいかくれき)岩に軽微な不整合でおおわれる。層厚約80m。岩石は灰白-灰色を呈し、粗粒の紫蘇輝石普通輝石安山岩からなり、板状節理が発達、流理構造が顕著である。