(3) 尼厳山火山岩
加藤・赤羽(1986)命名。清滝の沢の上流、標高850~920m付近を模式地として、奇妙山の中腹から北西麓に分布する。清滝火山岩・東条火山岩を整合(一部小不整合)でおおい、柴(しば)溶結凝灰(ぎょうかい)岩に小不整合でおおわれる。板状節理の発達した溶岩を主とし、下部に凝灰角礫(かくれき)岩をともなう。最大層厚は150m、模式地では60mである。
岩質は普通輝石紫蘇輝石安山岩である。
写真2-57 尼厳山