土壌の生い立ち

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私たちの住む大地は、河川によって運ばれてきたり、火山爆発で飛ばされてきた火山灰などが堆積(たいせき)した母材がもとで土壌が形成されている。また、山地などでは、岩石がそのままの場所で風化してできた土壌でおおわれている。

 日本の国土の約90%は土壌におおわれているといわれているが、この土壌が地球上に最初にできたのは、約4億年ぐらい前と知られている。また現在見られる黒味がかった腐植に富む表土が1cmできるためには、約200年もの歳月がかかるともいわれている。