厚いF層・H層が発達し、黒色ないし暗褐色の薄いHA層またはA層が形成される。A層には粒状構造が発達する。A層とB層との境界ははっきりしている。B層の色は一般に明るく、その上部には粒状構造または堅果(けんか)状構造が見られる。菌糸は見られるが、菌糸網層ができることはほとんどない。分布する地形は尾根部で、BA型土壌と似ているが、アカマツ、ミズナラなどの森林が多く見られる。
この土壌は生産力が低く、森林を仕立てるには、人工造林よりも天然更新によるのが適当である。長野市では、飯縄火山地を除く各所の尾根すじに分布している。