(3) BC型土壌 弱乾性褐色森林土

110 ~ 110

 A0層はあまり発達せず、腐植は深くまで浸透しているが、比較的淡色であることが一つの特徴である。A層とB層との境界は漸変的で、A層からB層にかけて堅果状構造が明瞭に発達するのが、この土壌のもっともいちじるしい特徴である。やや埴質の母材で、段丘面や風衝面など、季節的に強い乾燥の影響をうけるところに出現する。この土壌は生産力が比較的低く、アカマツ、ヒノキ、カラマツなどの造林は可能であるが生育はやや劣り、スギの造林は不成功に終わる確率が大きい。