(1) 水田化黒ボク土

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 黒ボク土も、水田耕作が長くつづけられると、AP層から鉄やマンガンが溶出してB層に集積層を形成するようになる。しかし、黒ボク土は孔隙率(こうげきりつ)が非常に大きいので、灰色低地土などに比較して集積層の発達が劣り、B層は畑とほとんど変わらない場合もある。

 市域には典型的な黒ボク土と、全層が多腐植質の黒ボク土など2土壌統群が存在している。