(3) 淡色黒ボク土

131 ~ 131

 淡色黒ボク土とは、腐植含量5~10%の腐植質や、腐植含量10%以上の多腐植質の表層を欠く土壌をいう。表層の土色は暗褐色で、下層は、黄褐色をしている。

 土壌の理化学的性質は、腐植質黒ボク土に類似している。しかし、土壌緩衝能は弱い。

 主に栄峰、飯縄(いいづな)、皆神(みなかみ)山の山頂に分布し土地利用は栄峰、飯縄が野菜、皆神山は桑園が多い。この土壌は礫(れき)質・盤層型・典型淡色黒ボク土の3土壌統群に区分されている。