灰色台地土
小田切から信更町にかけての西部山地や丘陵地で地形的に緩傾斜の場所には、地表下50cm以内に灰色で、鉄やマンガンの斑紋をもった土壌が分布している。このような土壌を、灰色台地土と呼んでいる。
灰色化の原因は地下水位が高いこと、湧水(わきみず)や停滞水の影響と、長年にわたる水田利用で灌漑(かんがい)水の作用を受け灰色化がさらに進行する。この土壌の母材は必ずしも一定していない。
現在、腐植質灰色台地土と普通灰色台地土の2土壌亜群に分けられている。
写真3-52 山腹斜面に広がる灰色台地土(信更町高野)