ナトリウムイオンNa+カリウムイオンK+

167 ~ 167

Na+の最高値は西長野西光寺の夏目清水の93.0mg/L、湯谷の傾城(けいせい)清水近くの92.6mg/Lであり、地附山周辺部一帯が多い。また、小市および松代皆神山裾(すそ)野に湧(わ)き出ている松井の泉、古藻井(こもい)の泉も大きい値を示している。

 Na+が20mg/L未満の湧水・地下水は全体の79.5%を占めている。

 K+についてみると、赤沼の39.0mg/L、尾張部(おわりべ)の17.7mg/L、塩崎の24.0mg/L、下石川の17.7mg/Lなど湧水より地下水に多く含まれている。しかし、K+が4.0mg/L未満の湧水・地下水は全体の74.9%である。

    (K+の分布図は省略、資料編へ記載)


図4-7 湧水・地下水のナトリウムイオン分布(1993)