(1) 長野盆地の地下水

171 ~ 171

 長野盆地のほとんど大部分の地下水は、陸水としてもっとも一般的なⅠのアルカリ土類重炭酸塩型であるが、川田・下石川地籍の地下水は、Ⅲのアルカリ土類非重炭酸塩型のタイプである。とくに川田については後述する保科川・赤野田川がⅢのタイプであることから、その伏流水として影響されていることがわかる。

 陽イオンの当量百分率からみると、その大小関係はCa2+>Na++K+>Mg2+であり、陰イオンではHCO3->SO42->Cl-の関係が大部分である。