上流の小田原①では電導度が54μS/cmと非常に値が小さく、陽イオン・陰イオンともに含有量が少ない。Na+、K+、Mg2+、Cl-、SO42-はいずれも0.2me/L以下である。流下するにつれて、それらのイオンは増加しているが陽イオン・陰イオン共に1.0me/L以下である。千曲川に合流する手前の平久保⑦でも電導度は160μS/cmでNa+、K+、Mg2+、Cl-、SO42-も0.4me/L以下である。当河川のイオンの平均当量百分率をみると陽イオンではCa2+>Mg2+>Na++K+、陰イオンではHCO3->Cl->SO42-の関係があり、とくに陽イオンではCa2+が59%、陰イオンではHCO3-が63%を占めている。