赤野田川

184 ~ 184

赤野田川は他の河川と同様に、流下するにつれて各イオンの含有量が増加する傾向がある。

 電導度は240~437μS/cmの範囲にあり、Ca2+は1.46~2.54me/L、SO42-は1.27~2.19me/Lの範囲で変化している。他の河川に比較してその含有量が高いのは、地質の影響を受けているためと考えられる。

 河川の水質は一般に陽イオンではCa2+、陰イオンではHCO3-を含む割合が多いのが普通であるが、当河川のイオンの平均当量百分率をみると、Ca2+>Na++K+>Mg2+、陰イオンではSO42->Cl->HCO3-の関係があり、陽イオンではCa2+が65%、陰イオンではSO42-が56%を占めているのが当河川の特徴である。


写真4-15 赤野田川(高下)