金井池

202 ~ 203

松代町金井地籍にある。池の成因については千曲川の流れの変化によってできたという自然説と、1742年(寛保2)の千曲川の氾濫(はんらん)により2年後の大改修工事で水路を変更したときにできたという人工説がある。細長い形をした三日月湖で、農業用の溜池であるが、現在は利用を中止している。流入水は家庭からの雑排水で、流出口はない。


写真4-37 金井池

 pHは7.4、電導度は390μS/cmで溶存する化学成分の量が多い。とくにHCO3-は102.4mg/L、Cl-は48.37mg/L、Na+は31.3mg/L、K+は7.4mg/Lで濃度はとくに高い。これは生活雑排水などの影響によるものである。