湖の位置、形態および成因

203 ~ 203

裾花ダム湖は、市街地から西へ約14kmの裾花川上流の標高560mにあり、裾花川を堤高83m、堤長211.16mでせきとめたアーチ式のダムである。このダム湖の長さは4.5km、周囲は12kmである。

 このダムは、1949年(昭和24)9月に集中豪雨で増水し、裾花川が氾濫(はんらん)して下流の長野市に大被害を起こしたことから洪水調節用として建設された。ダム湖水は中部電力里島発電所(最大出力14,600kW)と夏目ヶ原浄水場(20,000m3/日)へ導水されている。


写真4-38 裾花ダム湖