下水道は家庭雑排水や屎尿(しにょう)などを処理し、快適な環境づくりと河川や水路の水質を保全する大切な役割をもっている。
長野市は1953年(昭和28)に中心市街地から下水道の建設を始め、整備を進めてきた。下水道の整備については、単独公共下水道のほか、市東北部および南部の千曲川流域下水道・飯綱高原の特定環境保全公共下水道の整備・農業集落排水事業を進めてきている。
公共下水道・農業集落排水事業区域外の地域は、合併処理浄化槽の設置により全戸の水洗化を目ざしている。
公共下水道の普及率(人口に対する排水可能人口の割合)は、1995年度末では51.9%に達し、2000年には70%になるように下水道整備が進められている。