ゾウミジンコ、タマミジンコ、ヤマトヒゲナガケンミジンコ、そしてオナガミジンコなど甲殻類が豊富である。淡水産ツボワムシ類11種のうち7種が出現し、ツボワムシとコガタツボワムシの2種は周年生息する。このほかの種を合わせて17種の輪虫類が認められる。
植物プランクトンでは、チャヅツケイソウとホシガタケイソウが優勢であった。クンショウモやイカダモが繁殖し、これら小形緑藻類が31種を数えた。ジュズモは優占種となったが、アオコはそれほど多くはなかった。ヌマツノモも多量に出現した。
動物プランクトン30種、植物プランクトン53種と、10池沼中プランクトンの種類が一番多く調和のとれた典型的な富栄養湖である。