県内では珍しく千曲川旧河床に残された三日月湖で、周囲より低く流出河川はない。
32年前に比べて透明度が10cmほど小さくなり、汚染がより進んでいる。
かつて生息していたミジンコは姿を消し、カメノコワムシ類は個体数が減少している。汚染に強い輪虫類は今も勢力を保っている。
植物プランクトンではヒメマルケイソウが優占種で、チャヅツケイソウは減少し、ホシガタケイソウやヌマツノモは消失した。
動物プランクトン15種、植物プランクトン54種で、調査10池沼中クロロフィルa量が最多で、小形のプランクトンが多かった。
プランクトンの生息限界に近づきつつあるほど汚染された池沼である。