メッシュ気候値

259 ~ 259

 メッシュ気候値は、一定の規格で区割りした1kmメッシュ(1km×1km)ごとに、地形などの情報を媒介にして求めた気候値(平年値)である。

 これは近年の高度情報化社会を反映して、気象資料や情報などもきめ細かく精度の高いものが要望されるようになり、それに応えるための資料の一つとして、気象庁が1984年から1987年にかけて降水量と気温のメッシュ気候値を作成したものである。従来の観測所における平年値(気候値)が点の値であるのに対して、メッシュ気候値は統計的手法によって客観的に算出した面の値であり、観測地点のない任意の場所における「平年値」としても利用できる数値情報である。長野市のメッシュ数は440である。